滋賀について「やばい」「住んではいけない」と検索してしまうのは、治安だけでなく、車が必要か、冬の雪はどうか、湖や川の災害は大丈夫か、通勤渋滞はきついのか…
生活のリアルが見えにくいからだと思います。
先に結論を言うと、避けるべきなのは“特定の場所”というより「条件の組み合わせ」です。
この記事では、(1) 滋賀で不安が出やすいポイント(治安・交通・災害・生活コスト・住環境)(2)「住んではいけない」と言われがちな条件パターン (3) 内見〜帰宅導線〜災害の具体チェック手順まで、冷静に整理します。
滋賀はやばい?結論:避けるべきは「場所」より「条件」
まず押さえる滋賀の生活地図:南(大津・草津)と北(彦根・長浜)で体感が変わる
滋賀は琵琶湖を中心に広がり、南部(大津市・草津市など)は京都・大阪方面へ通勤する人も多く、駅周辺の利便性が高い一方で時間帯の混雑が出やすい傾向があります。
北部(彦根市・長浜市など)は車移動が前提になりやすく、冬の雪や風、築年数が経った物件の寒さなど「住環境のクセ」が不安要因になりがちです。
同じ「滋賀」でも、JR琵琶湖線(東海道本線)沿線の駅近なのか、湖西側(湖西線方面)なのか、郊外の戸建てエリアなのかで、暮らしやすさの判断軸が変わります。
「やばい」と感じやすいのはこの組み合わせ
不安の正体は、だいたい次のような“重なり”です。
- 夜の帰宅導線が暗い+人通りが少ない+逃げ道が少ない
- 幹線道路沿い+大型車が多い+窓の遮音が弱い(睡眠の質が落ちる)
- 低地や水際+迂回路が少ない(豪雨時に不安が増える)
- 車が必要な立地+駐車場代や維持費が想定以上(生活コストが上がる)
「滋賀がやばいかどうか」ではなく、「あなたの生活スタイルに対して不利な条件が重なっていないか」を見れば、過度に怖がらず判断できます。
固有名詞でイメージを掴む(断定ではなく“生活の軸”として)
たとえば、中心の動きが出やすいのは大津(大津駅・京阪沿線方面)や草津駅周辺、観光の印象が強いのは彦根城や琵琶湖周辺のレジャー動線です。
ここに名神高速道路や国道1号・8号・161号の交通が絡み、混む時間帯・静かな時間帯がはっきり分かれます。
不安を減らすコツは、「駅・幹線道路・水際(湖や川)・商業エリア」の距離感を先に地図で把握し、現地確認で裏取りすることです。
滋賀が「やばい」と言われる理由
治安の不安は“繁華街”そのものより「夜の帰宅導線」で起きやすい
滋賀で治安が話題になるとき、実際には“事件が多い”という断定よりも、「夜に暗い道がある」「駅から家までの道が怖い気がする」といった体感の問題が多いです。
駅前(草津駅周辺など)は明るい場所も多い一方で、一本入ると急に暗くなる道、見通しが悪い曲がり角が出ることがあります。
大事なのは「駅前かどうか」ではなく、あなたの帰宅時間帯に、明るさ・人通り・見通し・逃げ道が揃っているかです。
交通:渋滞・踏切・幹線道路の“詰まり方”でストレスが増える
滋賀は幹線道路(国道1号・8号・161号)や名神高速へのアクセスが生活に直結します。
そのため、通勤時間帯や週末の移動で「いつも同じ所が詰まる」体験が積み重なると、住みにくさとして語られやすいです。
さらに、車移動が増えるエリアほど「雨の日の混み方」「保育園送迎のピーク」「大型商業施設へ向かう導線の詰まり方」が生活のテンポを左右します。
ここは地図だけで分からないので、時間帯をずらして現地で体感するのが確実です。
災害:琵琶湖・河川・低地の不安は“水そのもの”より回避動線が鍵
水辺が近い県なので「浸水が怖い」と感じやすい一方で、実際の安心感は「高い場所へ逃げる導線があるか」「川を渡らずに迂回できるか」「橋がボトルネックにならないか」で決まります。
湖岸や河川近くの低い土地は、豪雨時に道路が冠水しやすい条件が重なることがあるため、ハザード確認と“逃げ道の複線化”が重要です。
住環境:北部の雪・風、築年数と断熱の相性で「寒い・光熱費が高い」が出やすい
湖北(長浜方面など)は冬の雪や冷たい風の影響が出やすく、築年数が経った物件だと底冷え・結露・カビの不安が強くなります。
逆に南部でも、湖に近い・日当たりが弱い・風通しが悪いなど条件が重なると湿気に悩みやすいことがあります。
「地域が悪い」というより、建物性能(断熱・サッシ)と立地条件(風・日当たり・湿気)が噛み合っていないと、住んでから“やばい”になりやすいです。
生活コスト:車が必要かどうかで家計の体感が大きく変わる
駅近で車なし寄りの暮らしができるか、郊外で車が必須になるかで、家賃以外の出費(駐車場、ガソリン、スタッドレス、保険、車検)が変わります。
とくに北部寄りや公共交通が細いエリアでは「車がないと買い物・通院がしんどい」が後悔ポイントになりがちです。
住んではいけないと言われがちな場所の共通パターン
パターン1:夜道が怖いと感じる導線(暗さ+見通し+人通り)
「駅徒歩◯分」でも、最短ルートが暗い、街灯が少ない、見通しが悪い、歩道が狭い、逃げ込める店舗がない…が重なると不安が増えます。
逆に少し遠回りでも、明るく人通りがある道を選べるなら体感は大きく改善します。
パターン2:幹線道路沿い・抜け道化(騒音・振動・排気・安全)
国道沿いや交通量が多い道に近いと、深夜の大型車、早朝の配送、週末の流入で「音・振動・窓を開けられない」が起きやすくなります。
さらに抜け道になっている生活道路だと、スピードが出やすい時間帯があり、子どもの通学や自転車移動でストレスが出ることもあります。
パターン3:低地・水際+迂回路が少ない(豪雨時の不安が増幅)
湖岸や河川沿いで標高が低い、周囲に用水路が多い、橋を渡らないと主要施設へ行けない…などが重なると、豪雨の日に「行ける道が限られる」不安が出ます。
怖いのは水そのものというより、“移動が詰む条件”です。
パターン4:生活利便が弱いのに車前提(買い物・医療・通学の負担)
スーパーやドラッグストア、内科・小児科、最寄り駅やバス停が遠いと、平日の生活が積み上げで疲れます。
とくに「雨の日」「体調不良」「子どもの急な通院」などイレギュラー時に弱い立地は、住んでから後悔しやすいです。
パターン5:築年数×湿気・寒さ(結露・カビ・暖房費)
日当たりが弱い、風が抜けない、北向きの部屋が多い、浴室や脱衣所が冷える、収納の奥が湿る…などが重なると、結露やカビの管理コストが上がります。
滋賀は季節の寒暖差もあるので、断熱・気密が弱い物件は光熱費の不安が出やすいです。
滋賀で後悔しない家探しのやり方
まずは「生活の基準」を決める:車あり/なし、通勤、買い物、冬の強さ
家探しで迷う人ほど、条件の優先順位が曖昧なまま“雰囲気”で決めてしまいがちです。
滋賀は特に、
- 京都・大阪方面へ通うのか(JR琵琶湖線沿線の駅近が便利)
- 車を毎日使うのか(駐車場の取りやすさ、道路の混み方が重要)
- 冬の雪や寒さに強い暮らしが必要か(北部寄りほど影響が出やすい)
この3つで物件の正解が変わります。
内見チェックリスト(最低限ここは見る)
- 夜の導線:最寄りから家までの道を“夜”に歩けるか(明るさ・見通し・人通り)
- 音:窓を閉めた状態と少し開けた状態で、車・バイク・電車・踏切・店の音を確認
- 渋滞時間帯:平日朝夕、週末で道路の流れが変わるか(出入りしづらい交差点がないか)
- ハザード:浸水・土砂の想定があるか、避難先までのルートが複数あるか
- 最終便:電車やバス利用なら、帰宅時間帯の最終便と運休時の代替手段
- 買い物距離:スーパー・ドラッグストア・コンビニまでの距離と“徒歩で行く気になる道”か
- 医療:内科・歯科・小児科(必要なら)まで、平日夜や休日の選択肢があるか
- 駐車場:サイズ、出し入れのしやすさ、2台目の確保、来客時の置き場
- 冬の体感:窓の結露、床の冷たさ、浴室の寒さ(断熱・サッシの種類も確認)
帰宅導線チェック(手順化:怖さを“分解”して見る)
- 最寄り(駅・バス停・駐車場)から家まで、実際に使うルートを3つ作る(最短/明るい/雨の日)
- 街灯の間隔を確認する(暗い区間が“連続”していないか)
- 見通しの悪いポイントを探す(曲がり角、植栽、塀、駐車場の陰)
- 人通りの波を確認する(店が閉まる時間帯、住宅街に入った瞬間)
- 逃げ道・避難先を確認する(交番、24時間店舗、明るい大通りへ戻れるか)
- 歩道幅と車のスピード感を確認する(狭い道・抜け道化している道は要注意)
- 雨の日・冬の夜も想像する(傘で視界が狭い、路面凍結の可能性、街灯が反射しない等)
「怖い」という感覚を、暗さ・見通し・逃げ道・歩道幅に分解すると、避けるべき条件が具体化します。
災害チェック(手順化:水と高低差と迂回路を見る)
- 物件周辺の標高感をざっくり掴む(湖・川・用水路との高低差)
- 浸水想定がある場合、玄関前の道路がボトルネックにならないか確認する
- 川や水路を渡らないと避難先へ行けないルートになっていないか確認する
- 高い場所(安全側)へ行く道を2本以上作る(橋に依存しない迂回があると安心)
- 大雨時に通れなくなりそうな箇所を想定する(アンダーパス、低い交差点、湖岸沿いの低地)
- 生活インフラの代替を考える(停電時の暖房、給湯、車の燃料、食料の買い出し動線)
“ハザードがある=住めない”ではなく、避難と生活継続の動線が確保できるかで判断すると冷静になります。
車なしで暮らせる?滋賀での見極め方
車なしを目指すなら、基準は「駅から近い」だけでは足りません。
- 平日夜に買い物できる距離にスーパーがあるか
- 通院先が徒歩or自転車で成立するか
- 雨の日の移動(歩道、坂、風)が現実的か
- バスの本数と最終便が生活時間に合うか
この4点が揃うと、車依存が下がりやすいです。
逆に一つでも弱い場合は、カーシェアや家族の送迎前提など、代替策までセットで考えると後悔が減ります。
「どの辺?」と聞かれたときの答え方:地名ではなく条件で線引きする
滋賀で避けたいのは、たとえば
- 夜に暗い区間が長い帰宅導線
- 大型車が多い幹線道路の至近距離で、窓の遮音が弱い
- 低地で迂回路が少なく、橋や細い道に依存する
- 生活利便が弱いのに車必須で、家計と時間に余裕がない
といった条件です。
逆に、同じ市内でもこれらが外れていれば快適に暮らせるケースは普通にあります。
滋賀が合う人・合わない人+よくある質問
滋賀が合う人:自然と利便のバランスを取りたい、暮らしの軸を自分で決められる
琵琶湖の景色やアウトドア動線、ほどよい都市機能(大津・草津の駅周辺など)を活かしつつ、通勤・車・住環境の条件を自分で整理して選べる人は相性が良いです。
観光地(彦根城など)へのアクセスを休日の楽しみにできる人も、満足度が上がりやすいです。
滋賀が合わない人:車コストや冬の寒さ、渋滞ストレスに敏感で対策を取りたくない
車が必須になりやすい立地を選ぶと、維持費と移動時間が積み上がります。
冬の寒さ(北部寄りほど)や、交通の混む時間帯を避けられない生活リズムだと、ストレスが増えやすいです。
「対策する前提」ではなく「何も考えずに楽に暮らしたい」タイプだとギャップが出ることがあります。
よくある質問:滋賀の夜道は危ない?→“帰宅導線の設計”で体感が変わる
危ないかどうかを一言で決めるより、帰宅ルートの明るさ、見通し、人通り、逃げ道、歩道幅をチェックして、安心できるルートが複数あるかで判断するのが現実的です。
駅前が明るくても、家までの一本が暗いと不安は残ります。
よくある質問:滋賀は災害が心配?→“低地+迂回路不足”が重なると不安が増える
琵琶湖や河川が身近なぶん、水の不安は出やすいです。
ただし、重要なのはハザードの有無だけでなく、避難先までの複線ルート、橋に依存しない迂回路、生活継続の動線があるかです。
条件を分解して確認すれば、必要以上に怖がらずに済みます。
よくある質問:家賃は安い?→安さの裏に「車・断熱・立地」のコストが隠れることがある
家賃だけ見ると魅力的でも、車が必須になる、駐車場が別料金、冬の暖房費が増える、結露対策が必要…など、トータルコストで差が出ることがあります。
内見では“住んでから毎月かかるお金と手間”まで見積もると、判断がぶれにくいです。
